パンクラス現ライト級チャンピオン、久米鷹介もコロナウィルスによりキャリアに大きな影響が出ている一人だ。

専業のプロ格闘家、かつ年齢的に選手としてキャリア後半に入っているであろう中で、コロナウィルスによる世界的な格闘技業界の自粛は大きな痛手であるのは推察される。

しかし、今も変わらず彼は明るい。もちろん内面には大小のストレスはあるであろう。ただそれを見せることなく、いつもの鷹揚とした雰囲気を保っている。

その理由が垣間見えたメッセージが本人より届いたので紹介する。彼の「何事も前向きに楽しむ」スタンスがよく分かるメッセージだ。

※現役選手は一部敬称を省略させていただきます。ご了承ください。

プロフィール

久米 鷹介(くめ たかすけ)
愛知県東海市出身/第7代キング・オブ・パンクラシスト
大学在学中に総合格闘技道場ALIVEに入門。2006年にプロデビュー。10連勝を飾る。2012年からは韓国のROAD FCに参戦。2016年には徳留一樹とのパンクラスライト級タイトルマッチを制し現在(2020年4月)に到るまで防衛中。
2019年にはONE Championshipの「パンクラス×修斗対抗戦」で修斗王者松本光史と対戦し勝利。勝利ボーナス5万ドルをゲットし、2019年度の東海市高額納税者番付に名を連ねたとの噂もあるとかないとか。趣味はお手玉とお花鑑賞。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E7%B1%B3%E9%B7%B9%E4%BB%8B

SNSアカウント

以下、本人の原文ママ //////////////////////////////

私の趣味は食べること笑笑

私の一番の趣味は何と言っても食べる事です。
かと言って高級料理店をまわって歩くわけでもなく(同行はいつでも致しますが笑)またグルメ通として、多くの食べ物情報を持っているわけでもありません。

私は「どんな食事でも美味しく食べることができる」のです!実際に多くの方から「本当に美味しそうに食べるよね!」と言われますが実際に美味しいのです!笑

味覚バカというわけではありません。正直”味覚だけは繊細”であると自負しております。笑

私の強みは食を楽しもうとする姿勢

食べるということは人間にとって不可欠です。

その不可欠なものを自分で楽しもうとすることができれば、それだけで幸福度が上がりますよね。楽しもうとする姿勢、美味しく食べようとする姿勢が大切なのです。

辛い時でも食べる瞬間はそこに集中する。

どんなに辛い時でも悔しい時でも、美味しいものは美味しいのです。それを味わうと不思議と「あぁまた生きよう!」となるのです。

心持ちははとても大切です。

ファイターである私には減量もあります。
減量というと「食べれない、辛い…」という印象を持たれるかもしれません。

ただ私は、減量すらも楽しみます。

好きなだけ食べることはできないという制約はありますが、逆に毎回の食事の幸福度は上がります。

日々のトレーニングと食事で自分自身を仕上げていく、自分の中で変わっていく動きや身体を見ていると、減量ですら楽しく感じられるのです。

「食」があれば減量も楽しめる

減量期でも私はしっかりと食事を取ります。

食事から摂るエネルギーで「身体をしっかり動かし食事から摂る栄養素で身体を回復、修復させる」。

もちろん、内容や栄養バランスは意識して整えますが、食べることは大切にしています。食べることでそれが自身のエネルギーになる!血や骨、筋肉になる!と。

私くらいになると、減量中に隣で人がどれだけ食べようが平気です。笑むしろ人が美味しそうに食べている姿を見るだけでこちらも幸せな気分になります。

中でもお肉は最高!!

中でもお肉様には深い愛情を持っております。特に牛肉などの赤身肉は減量中でも意識して食べます。

まず格闘技は、体と体がぶつかるコンタクトスポーツですので鉄分が必要になります。

また自身の体感として、疲労が溜まってきた際に赤身肉をたっぷり食べてあげると、身体がまた燃えだす感じ、エネルギーが周りだす感じがあります。(もちろん内臓の疲れ等も考慮しながらです)

そして実際に牛肉には人を幸せにする作用があるのです。

あの神々しい見た目や、噛むたびに溢れ出す旨味もですが、含まれる成分自体が人を幸せにしてくれるのです。

セロトニンという気分や感情をコントロールするのに欠かせない神経伝達物質は、ネガティブな思考を解消したり、リラックスした状態を保つのに役立ち、幸せホルモンとも呼ばれます。

そしてそのセロトニンという物質を生成するために必要なトリプトファンという必須アミノ酸が牛肉に多く含まれているのです。

ただ、それぞれ体質などによって相性もあると思います。自分自身、食事から得られる体感をとても大切にしています。

皆さんもご自身と相性の良い食品を発見してみてはいかがでしょうか?ちなみに私は「お肉様とお米様」との相性が抜群です。笑笑

でも一番楽しいのは仲間と楽しく食べること

ただ、温泉地で仲間とワイワイしながらの食事に勝るものはありません。笑
(温泉の楽しみ方については日沖発先輩が紹介してくれています)

彩られた旬の食材を目で楽しみ、香りを鼻で楽しみ、実際に食することで口で楽しむ。そして周りで幸せそうに過ごす仲間たちと一緒に共に心からも楽しむのは至福の時間です。コロナウィルスが終息し、皆で温泉地でワイワイする日がとても待ち遠しいです。

食以外のことでも、楽しむ姿勢、楽しもうとする姿勢が大切ですね。自粛期間もこの楽しむ姿勢、楽しもうとする姿勢で、免疫力を上げて過ごしていきましょう。

それまでは私のミートギャラリーでお楽しみください。笑

社会が平穏になり、皆さまと温泉地に集うことができる日を楽しみにしております。

第7代パンクラスライト級チャンピオン
久米鷹介

KUME’s Meat Gallery

最後に

久米鷹介は妙位即答のチャンピオンでもある。会話で何を振られても即座にすっとぼけたユーモアで切り返してくるのだ。

いつもとぼけている故に、真面目であろう話をしている時もそれが本音なのか冗談なのか分からない時もある。笑

そんな彼が今回「真面目」なメッセージをくれたのには驚いた(失礼っ)。これまで多くこなして来たであろう、格闘技に関するコメントとはまた違った貴重な話ではないだろうか。

そして溢れ出す肉への想いと写真の数々!w
※写真は全て本人提供。

そういえば少し前、コロナによる政府の補償で和牛券を配布、との話題があった。一般人にとっては現金が良いのは言うまでも無いが、久米鷹介なら大喜びするだろう。

今後、彼のファイトマネーは「お肉のギフト券」でも良いのでは無いか。そんな事も感じた今回の機会だった。

久米選手のご協力に深く感謝します。

投稿者 蓑毛 新 

マーケター兼ライター。ブラジリアン柔術紫帯でMMAも少し嗜んでいます。好きな格闘家はアントニオ猪木。好きな食べ物はイクラとラーメン。 お問い合わせ、各種ご依頼はお問い合わせページよりお願い致します。