江川弘文さんインタビュー「格闘技は最高の仲間と出会わせてくれた」

江川弘文さんインタビュー「格闘技は最高の仲間と出会わせてくれた」

総合格闘技道場ALIVEの会員第一号であり、20年以上に渡り格闘技に親しむ江川さん。そして今なお、柔術の大会に出場されている現役バリバリである。

長いキャリアながらも誰にでも優しく飾らぬ人柄で、東海地区の格闘技界で尊敬を集める江川さんに話を聞いた。

インタビュー

20年に渡って格闘技に親しまれておられますが、このコロナの状況で格闘技ライフはどの様に変化しましたか?

生活パターンが本当に大きく変わりましたね。

今は自宅で自分の欠点を補うようなトレーニングをしており、道場再開後はレベルアップして戻りたいと思っています。

江川さんが格闘技を始められたきっかけは何ですか?

元々プロレスが好きで強くなりたいと思ったのですが、当時は現在ほど総合格闘技や柔術のジムは少なかったため、正道会館に入門し空手を始めました。

そこで総合格闘技の平直行先生(現在ストライプル代表/漫画グラップラー刃牙のモデル)と出会い、総合格闘技と柔術の魅力に引き込まれました。

同時期に会社のスポーツジムへインストラクターとして派遣された鈴木社長(現ALIVE社長)と出会いました。その後、鈴木社長から格闘技ジムを立ち上げたいとの話を聞き、立ち上げメンバーとして入門しました。

− 20年以上に渡る”盟友”鈴木社長と

ちなみに、当時「正道会館 東京本部柔術部門」は「東京ボンバイエ」というチームで参加しており、私は「名古屋ボンバイエ&ALIVE」として試合に出場していました。

ALIVEの会員第一号として今までに印象的な出来事や思い出があれば教えてください。

私の中では、2000年全日本アマチュア修斗でアマゾンさん(現在CARPE DIEM HOPE代表)が優勝し小山さん(現在福住柔術)と喜びを分かち合っていた瞬間がチームを感じた瞬間で印象的です。

以前、キックボクシングの試合に挑戦された時の密着テレビ番組を録画で拝見しました。

地元のTV局(CBC)で「格闘技を頑張るオヤジさんの特集を作りたい」との話があり、総合の試合に出ていた私に密着してくれました。

以前大阪の大会で負けた田中さん(現在パンクラスレフリー)へのリベンジに向けて、仕事をしながら両立させて頑張る姿と練習仲間との交流が中心の番組でした。

あはは・・・リベンジ失敗でしたけどね。笑

(その時の番組がこちら↓↓↓)

そして今も年に数回は柔術の大会に出場されています。長くモチベーションを保ち続けておられるのには秘訣があるのでしょうか?

東京で開催された初めての柔術の試合で、緊張している私に平先生がかけてくれた言葉『試合は、選手2人が主役だから好きなだけ楽しんでこい♫』。この言葉を今も大切に試合を楽しんでます。

毎試合新しい発見があり、自分を成長させてくれていると信じて臨んでます。

− 画像引用:柔術狂人
− 歳若い強豪選手にも果敢に挑まれている

応援する選手や好きな選手はおられますか?

日沖発さん(stArt Japan)など元ALIVE のメンバー、特に最初の尾崎ビル時代のメンバーは現在では独立されたり指導者をされていますが、選手としても指導者としても活躍を応援してます。

打撃も組み技もトータルで格闘技に親しまれています。江川さんにとって格闘技とは何ですか?

試合で真剣にぶつかりあって闘ったり、共に練習で頑張って汗を流した最高の仲間と出会えさせてくれた大切なものです。

最後に今後の目標を教えてください。

グレイシーバッハ姫路の海部代表の言葉で「歳を取ったから試合に参加するのを遠慮する風潮でなく何歳でも参加しチャレンジして良いんだよ。」と言う雰囲気を大事にしたい気持ちに賛同してます。

出来るだけ大会に参加しマスター5を盛り上げたいと同時に、猛者が集まる黒帯アダルトルースター級にも参加したいと思います。

インタビュー後期

この記事を書く前、江川さんに話を聞く機会があった。「なぜ毎年ハイレベルな大会に挑まれるのですか?(全日本マスター黒帯カテゴリー)」と聞くと「楽しいから。強い人たちと戦えるし。エントリーさえすれば後は頑張るだけだから簡単だよ。」と言われた。後で思うと、平直行先生の言葉を心に留めておられるのだと分かった。

そして「ワールドマスターにも出てみたいんだけどなぁ」とも言われた。

普段物静かで和かな江川さんだが、いつも周囲への気遣いを感じる。強く、奢らず、誰にでも優しい。そして真剣勝負も楽しむ。

私も江川さんのように長く格闘技と関わっていきたい、そう思わされた機会だった。

江川さんのご協力に深く感謝します。

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