日本のブラジリアン柔術激戦区であるアダルト軽量級の中で、TOP戦線を虎視眈々と狙うのが若手のホープ渡辺直哉だ。
普通の若者ならば遊びたいであろう若い盛りながら、選手として兄である渡辺翔平と共に練習に打ち込み、確実にBIGタイトルに近づいている。
普段はシャイで無口、でも兄の話になると饒舌になる渡辺直哉に話を聞いた(ちなみに兄の顔はイカツイが弟はベビーフェイス)。
※現役選手は一部敬称を省略させていただきます。ご了承ください。
プロフィール
渡辺 直哉(わたなべ なおや)
栃木県出身/埼玉県川口市ポゴナクラブジム所属
ブラジリアン柔術茶帯/ルースター級
小さい頃は、幽遊白書やJZカルバンの技を真似をする兄の実験台になる日々を過ごす。やがて「やられてばかりは損」とばかりに自分も兄と同じブラジリアン柔術の道へ。現在では金古一朗氏も注目するベリンボロ使いの一人としても注目される。
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インタビュー
まず格闘技を始めた経緯を教えて下さい
小学生から高校までは野球やっていたのですが、野球は高校で辞めると決めてました。
高校を卒業して、酒飲んだりみんなでワイワイやるみたいのがなんかダサく思っていた所、たまたま兄がやっていた格闘技を自分も嫌いじゃなかったので始めました。
そこでミヤオ兄弟の動画を見て「柔術面白そうだなぁ」と思ったのが柔術の始まりです。
コロナの練習自粛期間中はどの様にコンディションを保っていましたか?
自粛で全ての練習が一時的に中止となりました。
仕方がないので、家にあるマット6枚を人が居なそうな所に持っていき毎日兄と練習しました。たまに子供とかいたりしたけど、あまり恥ずかしいとかはなかったです。
スパーの本数は減ったけど、打ち込み時間が増えたので技術を細かく見る事が出来ましたね。また、あまり妄想が膨らみすぎないように兄弟で気をつけました。後は柔術の動画をたくさん観ましたし、フィジカルトレーニングもいつも通りやりました。
では通常時の練習内容や環境を教えて下さい
平日はポゴナクラブジムとパラエストラ古河でスパー中心の練習をしています。スパーとは別に打ち込みも平日4回、1時間ほど行ってます。
土日は橋本兄弟(知之&じゅん選手)練とポゴナで行われる軽量級練習会を行ってます。日曜日の軽量級練習会には米倉大貴選手など沢山上手い人が集まって練習出来てますね。
プラス、週3回ぐらいフィジカルトレーニングもやってます。
今までに印象に残っている試合はありますか?
自分の試合はあまりなのですが、兄が茶帯の時の2015アジア選手権の試合が印象に残っています。試合内容という訳ではないですが。笑
僕も青帯で出場してたんですが、道着が短くて規定に引っかかってしまいました。そこで兄の道着を貸してもらい3、4試合ぐらいやったのですが、その後に汗だくになった道着を兄が着て凄くキレてるのが印象的でした。
結果、兄はその大会で優勝したから良かったのですが「負けたらキレられるな」と思ってたので印象に残ってますね。笑
昨年茶帯に昇格されました。コンペディション等において現状の目標を教えて下さい
特に誰を倒したいとかはありません。習った事や、練習した事が結果に繋がれば良いかなとは思ってます。
日本のアダルト軽量級は特に強豪が多い最激戦区です。その中へ将来的にどの様に食い込んで行きたいと考えていますか?
上手くなっていけば、自然とハイレベルな大会を目指すようになっていくと思っています。
ムンジアルの黒帯アダルトはポイント制なので誰もが出られる訳ではないですが、色帯だって国内でトップクラス(全日本選手権優勝とかアジア選手権優勝)の結果を残さなければムンジアルなんて目指せないと思います。
尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?
青春を柔術に捧げている様にも見えますが、彼女は募集中ですか?ですよね??
捧げてるというよりは ハマってるって感じですよ。笑
好きなタイプは、うるさくない人が好きで天然な人は嫌い。
芸能人でタイプを言うならば高畑充希さん!!
では最後に柔術への想いを教えて下さい
そう言われるとムズイです。笑
とにかく今は、日々しっかり習った事を考えて柔術に取り組みたいです。
インタビュー後期
兄へ軽口を叩きながらもリスペクトしている。そして兄は弟を気にかけ指導やマネジメントをする(今回の記事でも本人よりも兄チェックの方が厳しかった!笑)。そして双方相手を立てる。そんな絆が見える渡辺兄弟。
数年後は日本の「ワタナベ兄弟」として共に世界進出しているかもしれない。そしていつかは「渡辺翔平の弟ナオヤ」ではなく「渡辺直哉の兄ショウヘイ」になるかもしれない。そんな日が来るのも楽しみだ。
そして高畑光希さん似の柔術が好きな女性がいらっしゃいましたら、「MyFight.style」までご連絡ください。お待ちしております。^^
渡辺直哉選手のご協力に深く感謝します!